中国製ギョーザ中毒 千葉の袋にも穴…供述裏付け(産経新聞)

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、これまで袋に農薬混入の際の穴がないとされていた千葉市と千葉県市川市での2事件の袋に、実際はそれぞれ微小な穴が開いていたとする鑑定結果を14日、千葉県警が発表した。中国の警察当局は3月末、注射針を使って農薬を注入したとして、「天洋食品」(中国河北省)の元臨時従業員、呂月庭容疑者(36)を拘束しているが、鑑定結果は呂容疑者の供述を裏付ける形となった。

 袋の鑑定は、事件発生直後の平成20年1月下旬、千葉県警の科学捜査研究所(科捜研)が実施。ルーペを使った目視での鑑定や、水漏れ検査などを行ったが、穴の存在は確認されていなかった。

 今回の鑑定は、先月21、22の両日に日中の警察当局による情報交換会議が開催された後、千葉県警が警察庁の科学警察研究所(科警研)に、要請して実現した。

 科警研が顕微鏡などを使って鑑定した結果、千葉市のギョーザの袋には表の部分の上から約2センチ、左端から約6センチの部分に長さ約1ミリほどの筋状の穴が開いていたことを確認。市川市のギョーザの袋にも、裏面の上から約2センチ、右から約2センチの部分に長さ約2ミリの筋状の穴が開いていた。いずれも鋭利なもので、できた穴だという。

 ギョーザの製造年月日は千葉市、市川市とも平成19年の10月20日。中国側は日本の警察当局に、呂容疑者が「(有機リン系殺虫剤のメタミドホスは)10月20日に注射針で混入した」と供述していると説明しており、今回、袋から穴が見つかった鑑定結果は、中国側の説明とも矛盾しない。

 天洋食品製の冷凍ギョーザによる中毒事件は、平成19年12月〜20年1月にかけ発生。千葉、兵庫両県で3家族計10人が同社のギョーザを食べた後に中毒症状になった。

【関連記事】
ギョーザ中毒事件は「司法手続き中」 中国当局
毒ギョーザは「梱包の外から注射」 日本側証拠と合致
毒ギョーザ事件、中国側が容疑者特定の経緯など説明
中国毒ギョーザ 容疑者は待遇不満で工場と係争中
中国の刑事捜査局長が異動 ギョーザ事件の責任者
少子化を止めろ!

<バラとガーデニングショウ>黒柳徹子さん、バラを語る(毎日新聞)
<淀川女性遺体>共済型保険2100万円 08年変死親族も(毎日新聞)
参院比例に江本氏擁立へ=国民新(時事通信)
国会改革法案 与党が提出へ 官僚答弁を制限(産経新聞)
赤いバイクで「ちょっとこっちに…」女児に声掛けの不審者情報相次ぐ 品川区 (産経新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。